春はぼたもち、秋はおはぎというのが今や定番となっています。ところでぼたもちとおはぎの違いは?というと、和菓子ファンくらいしか知らないかもしれませんね。要は、あんこの違いです。例えば春のぼたもちには、こしあんを使います。一方秋のお彼岸には、つぶあんを使ったおはぎです。さらにはお彼岸に付き物のおはぎにも、全国的に超有名なおはぎがあります。ここではそんな名物おはぎ・秋保温泉の「さいちのおはぎ」をご紹介いたします。
目次
「さいち」とは?
「さいち」とはスーパーの店名
杜の都仙台の奥座敷とも呼ばれている秋保温泉は、全国的にもかなり有名な温泉です。そんな秋保温泉に行ったら、通の方が必ず立ち寄るというお店があります。それは主婦の店さいちというスーパーです。スーパー自体は、そんなに大きな規模ではありません。それこそイオンモールでも近くにできれば、すぐにお客さんが遠のいてしまいそうなスーパーです。
のっけから失礼なことを申しました。そんな話はともかくとして、実はこの「主婦の店さいち」ではすぐに売れてしまうという名物おはぎがあるのです。それが今や秋保温泉の名物ともなっているさいちのおはぎです。おまけにあまりにも売れ行きが激しいので、今では仙台駅やいろんな場所でこの名物おはぎを売られているというような状況にまで発展しています。
年商2億にものぼる名物おはぎ
上述したように、さいちと呼ばれるスーパーが販売しているおはぎなので「さいちのおはぎ」と名付けられたのです。その上あまりにも爆売れするため、この名物おはぎだけで年商2億にものぼる売り上げがあるといいます。もちろんおはぎ自体は、1個108円程なのでそんなに高額商品というワケではありません。
その代わりあまりにも人気があるので、土日には1万個・お彼岸には2万個も売れるといいます。1日に換算すると約5千個ものおはぎが売れていることになります。とにかく洋菓子が好きな現代っ子には分かりませんが、和菓子ファンにはたまらない魅力が「さいちのおはぎ」にはあるのです。
「さいちのおはぎ」が爆売れしている理由
一般のおはぎとの違いが爆売れの大きな要因
「さいちのおはぎ」がどうして爆売れするのかは、通常の人にははっきりとした理由は分からないかもしれませんね。とにかく通常のおはぎよりも美味しいとか、食べやすいという理由しか解明できないのではないでしょうか。
ところが専門家がいうには、あんこの糖度が通常のおはぎよりも低いのだといいます。そのため血糖値がすぐに上がりにくくなるので、その分すぐに満腹にはならないのだといいます。おまけに、通常のおはぎよりも「さいちのおはぎ」の方がはるかに大きいのです。約1.5倍程大きいのです。それでも2個・3個とついつい食べたくなってしまうのです。
糖度だけでなくご飯粒も大きい
上述したように通常のおはぎよりも「さいちのおはぎ」の方があんこの糖度が低いので、その分食べやすいというのは確かに人気の高い大きな要因であると納得できます。
さらに専門家がいうには、おはぎ自体のご飯粒も通常のおはぎよりも大きいのだといいます。そうなると、食べた後消化するにも多少時間がかかってしまいます。それによって血糖値の上昇がゆるやかになるので、満腹感を得る前についついもう1個食べたくなってしまうというのです。
アクセス・店舗情報
陸前白沢駅から約6㎞程南下したところ
「主婦の店さいち」は、駅前にあるとか大きな幹線道路沿いにあるというスーパーではありません。従って、アクセス方法もかなり分かりにくい面があります。従って大雑把な言い方をすれば、陸前白沢駅から約6㎞程右斜めに南下したところにあります。
スーパーの住所は、仙台市太白区秋保町湯本字薬師27になります。尚、車で行かれる際には、すぐに満車状態になるので買い物をする人と車に乗りながら駐禁キップを貼られないように番する人とが必要ですね。
タケヤ交通バスの「佐勘前」で下車
バスで行かれる方は、タケヤ交通バスの「佐勘前」で下車するか、宮城交通バスで「秋保温泉湯本」もしくは「薬師」で下車すると最短歩きで行けます。
その他にも、仙台駅1階にある「食材王国みやぎ」や「フレスコ キクチ」・「日本茶&和菓子 茶蔵」・「藤崎」・「スーパーキリンヤ」・「フードパワーセンター バリュー」等のお店でも購入することができます。
まとめ
秋保温泉の名物ともなっている「さいちのおはぎ」と、どうしてそのおはぎが爆売れしているのかという理由についてご紹介いたしました。すでに申し上げた理由があるのは確かですが、さいちスーパーではおはぎと同様に総菜もよく売れているそうなのです。そうなると、売り手のセンスがとにかくよいというのも大きな要因となっているでしょうね。
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