• gyu_044大学が休みに入ったので実家に帰省すると、母は大喜びで、丁度姉の嫁ぎ先から届いたというお歳暮を開けてくれるという。下味のついている牛たんは、ここ何年も姉の嫁ぎ先が贈ってくれるもので、我が家では皆大好物だ。姉の嫁ぎ先は神奈川県藤沢市にあるが、福祉関係の事業をされているという姉の旦那さんのご両親は、愛情深く思いやりのある人たちだ。我が家はしがないサラリーマンなので、家柄が合わないのではないかと結婚の話が出た時は心配したが、そんな心配は全く無用で、本当に人柄が素晴らしい人たちだった。

    姉が念願のベビーを授かることができ、春には実家に里帰りして、出産後しばらくは実家住まいになることを、母はもちろん父は密かに大喜びしていることだろう。物置と化していた姉の部屋を急きょ片づけ、代わりに姉の部屋に合った雑多なものたちが、全て僕の部屋に押し込まれていて苦笑した。

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    → 牛たんの味付けを忘れた妻

    この年末年始を過ごすために、僕は自分の部屋の片づけから始めなければならない。

    出産後しばらくして落ち着いたら、姉の実家のそばに夫婦2人だけの居を構えることを、ありがたいことにあちらのご両親から提案してもらった。姉の旦那さんは長男一人っ子だから、同居は当然だと思っていた私たち家族は驚いてしまったが、福祉関係の事業をしているだけあり、現代の家族関係のありかたに、色々な考え方をお持ちなのだろう。姉夫婦が一人前になるまでの、試練のひとつなのかもしれない。お互いの実家に配慮しつつ、立派に赤ちゃんを育てられるよう、弟としても姉夫婦を最大限サポートしてあげようと心に誓い、今夜の牛たんを楽しみに待つのだ。

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